この記事が目に止まったあなたはトルコリラでのスワップ投資に興味がある方でしょう。
2019年10月21日週現在のトルコの政策金利は24.0%⇒19.75%⇒16.5%⇒14.0%(10/25変更)‼︎
高金利通貨の中でも政策金利No.1です。
〈政策金利比較一覧〉
国名 | 政策金利 | S&P | ムーディーズ | フィッチ |
日本 | 0.1% | A+ | A1 | A |
トルコ | 14.0% | B+ | Ba3 | BB |
メキシコ | 7.75% | BBB+ | A3 | BBB+ |
南アフリカ | 6.5% | BB | Baa3 | BB+ |
※評価の詳細はこちらでご参照ください
一歩踏み出せない理由があるとすれば、
トルコリラはリスクが高い?
この1点でしょう。
金利が高いということはリスクも高いということ。
トルコリラのスワップ投資をする上ではリスク管理が最重要事項となります。
トルコリラをはじめとする高金利通貨は、下落することを前提とした運用が必要です。
1年間の保有で4円程度までの下落には耐えることができるので、現状18.5円ということは5年間保有すことができればトルコリラが0円になってもロスカットされないことになります。
トルコリラが0円になるというのは現実的ではありませんが、それくらいのリスク管理はすべきだと考えています。
大幅な下落にも耐えられるような資金で余裕を持って運用するように注意しましょう。
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今週のトルコリラ

今週2019年10月21日週は、1トルコリラ=18.811円で取引を終了しました。

【今週の値動き】
今週は18.667円からのスタートでした。
シリア侵攻は停戦状態ですが、タイムリミットが近づくにつれて緊張感が増し徐々に下落。
22日、ロシアとシリア軍がクルド勢を撤退させることで合意報道を受けて18.7円付近まで上昇。
その後、トランプ大統領の制裁解除報道を受けて18.9円付近までさらに上昇。
そして今週のメインイベント、政策金利の発表です。
市場予想しては1%程度の利下げという見通しでしたが、実際には…2%の大幅利下げ。
発表直後は大きく下落ましたが値を戻して推移し、その後も大きな下落は発生せず、18.811円で終了しました。
【今週のトルコに関する指標】
10月消費者信頼感指数
前回:55.8 予想:- 結果:57.0
トルコ中銀 政策金利発表
前回:16.50% 予想:15.50% 結果:14.0%
10月景気動向指数(季調済)
前回:99.7 予想:- 結果:104.2
10月設備稼働率
前回:76.3% 予想:- 結果:76.4%
消費者信頼感は、消費者の観点から経済の健全性を図る指標で、平均的な消費者にアンケート調査を実施し、消費者の景気に対する市場心理を数値化したものです。
個人消費の先行指標とされ、消費者心理を反映した指数と言われています。
前回よりも数値が上昇していることから景気が上向きになっていることがわかります。
景気動向指数は、現状の景気全体を把握したり今後の動向を予測したりするときに使われる経済指標です。
前月と比べ数値が上昇していれば景気が上向き、下降していれば景気が下向きだと言えます。
数値が上昇していることから景気が上昇傾向にあることがわかります。
設備稼働率は、生産能力に対する生産実績の比率を表しており、設備投資やインフレの先行指標です。
80%以上が設備投資が活発に行われている基準となる事から、76.4%と概ね活発な設備投資がされていると判断できます。
【その他のニュース】
- トルコ成句金利2.5%利下げ
<トルコ政策金利2.5%引き下げ>
24日、トルコ中銀は政策金利を2.5%引き下げ14.0%と発表。
インフレ率が改善したとして3会合連続の利下げとなりました。
エルドアン大統領は政策金利を一桁にすると発言していることから、今後も利下げの可能性は十分にあります。
【来週のトルコのイベント】
<30日16時>
10月経済信頼感
<31日16時>
9月貿易収支
<11/1日16時>
10月製造業PMI
来週は、大幅な貿易赤字を抱えるトルコが改善しているのか見所です。
また、製造業PMIも50をキープできるのかにも注目していきたいと思います。

トルコリラの利回りとロスカット

トルコリラのスワップ投資をするならば、利回りとロスカットの関係性について理解しなければいけません。
利回りを重視すれば高レバレッジとなりロスカットになる可能性が高まり、ロスカットをされない事を重視すれば低レバレッジとなり利回りが少なくなります。
レバレッジをかけて取引できるのがスワップ投資のメリットでもありますが、トルコリラの過去チャートを見てみるとレバレッジのかけすぎは危険極まりない行為でおススメできません。

トルコリラの過去15年分のチャートを確認すると、最高値99.63円に対して最安値15.25円と84.38円も下落しています。
下落率に換算すると84.7%です。
十分なリスク管理が必要な事はわかっていただけると思います。
ロスカットの危険を回避するためにレバレッジは3倍以内をオススメしています。
それでも利回り58.4%はキープできます。
トルコリラのスワップ投資はどれくらい稼げる?

2019年6月現在のトルコリラのレートは【1トルコリラ=18.5円】、その他の条件は以下のように設定します。
【シミュレーション条件】
- トルコリラ価格:18.5円
- 初期投資金額:30万円
- スワップポイント:100円(1Lot/1万通貨)
※『みんなのFX』のスワップポイントを参照
【レバレッジ別シミュレーション】
レバレッジ | 保有数 | 1日スワップ | 年間スワップ | 年利回り | ロスカット |
1倍 | 16,000 | 160円 | 58,400円 | 19.46% | 0.000円 |
2倍 | 32,000 | 320円 | 116,800円 | 38.93% | 9.505円 |
3倍 | 48,000 | 480円 | 175,200円 | 58.4% | 12.760円 |
4倍 | 64,000 | 640円 | 233,600円 | 77.84% | 14.388円 |
5倍 | 80,000 | 800円 | 292,000円 | 97.33% | 15.364円 |
※ ロスカットは証拠金維持率100%で計算した場合
★【1万6千通貨:レバレッジ1倍】
1日スワップ金額:160円
年間スワップ金額:58400円
年間利回り:19.46%
ロスカット:0.000円
★★【3万2千通貨:レバレッジ2倍】
1日スワップ金額:320円
年間スワップ金額:116800円
年間利回り:38.93%
ロスカット:9.505円
★★★【4万8千通貨:レバレッジ3倍】
1日スワップ金額:480円
年間スワップ金額:175200円
年間利回り:58.4%
ロスカット:12.76円
★【6万4千通貨:レバレッジ4倍】
1日スワップ金額:640円
年間スワップ金額:233600円
年間利回り:77.86%
ロスカット:14.388円
【8万通貨:レバレッジ5倍】
1日スワップ金額:800円
年間スワップ金額:292000円
年間利回り:97.33%
ロスカット:15.364円
トルコリラスワップランキングTOP3

【今週のトルコリラスワップランキング】
FX会社 | スワップポイント (1日平均) | スプレッド | 最少取引単位 | 順位 |
FXプライムbyGMO | 61.0円 | 4.8銭~ | 1,000通貨 | 1 |
マネーパートナーズ | 51.0円 | 1.9銭原則固定 | 10,000通貨 | 5 |
トレイダーズ証券 | 54.2円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 3 |
セントラル短資 | 40.0円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 6 |
ヒロセ通商【LION FX】 | 59.4円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 2 |
外為オンライン | 52.5円 | 5.85銭 | 10,000通貨 | 4 |

FXプライムbyGMOのトルコリラ円の買いスワップポイントは業界最高水準。FXプライムbyGMOは約定力に定評があり信頼感があるのが特徴。スプレッドは1.9銭原則固定と他社に比べて少し高いのが残念な点。
おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 61.0円 |
スプレッド | 4.8銭~ |
最少取引単位 | 1,000通貨 |

トルコリラといえばココ!!JASDAQ上場企業のヒロセ通商株式会社が運営。トルコリラスワップポイントランキングでは常に上位に君臨。スプレッドも業界最狭原則固定!!決済前のスワップポイントは出金できませんが長期で運用なら問題ないでしょう!!
おススメ度 | |
---|---|
今週の1日平均スワップ | 59.4円 |
スプレッド | 1.7銭原則固定 |
最少取引単位 | 1,000通貨 |

ASDAQ上場企業のトレーダーズホールディングス株式会社のグループ企業であるトレーダーズ証券が運営。業界最高水準のスワップとスプレッドを実現しています。決済していなくてもスワップポイント引出可能!!アカキンも運用中!!
おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 54.2円 |
スプレッド | 1.7銭原則固定 |
最少取引単位 | 1,000通貨 |
トルコリラの将来性

MISTという言葉を知っていますか?
MISTとは?
ゴールドマンサックス会長のジム・オニールが掲げる新興国の略称
- メキシコ(Mexico)
- インドネシア(Indonesia)
- 韓国(SouthKorea)
- トルコ(Turk)
投資対象国として、今後注目されてくることは間違いないでしょう。
トルコは【ユーロ圏の工場】としての産業国の地位が定着しつつあります。
ヨーロッパと接している地理的なメリットを生かして、産業製品の生産や輸出に力を入れています。
ロシアや中東とも接しているので今後さらに重要な役割を担っていくことでしょう。
またトルコは若年層が多い人口ピラミッド構造を形成していることから将来的に成長していくことは容易に予想できるでしょう。
現状でもGDP成長率+4%目標に対して、毎年実績も近い値を出していることから将来的にも期待が持てるでしょう。

GDP成長率とは?
GDPとは、【民需+政府支出+貿易収支の総額】で国内総生産のこと。
GDP成長率とは、GDPが前年実績に対してどれだけ成長したかを表す指標。
(プラスは成長、マイナスは後退を表す)
トルコリラのスワップ投資を複利で運用しよう

トルコリラは高金利通貨として高い利回りが期待できるとして人気が出ています。
しかし、ただ保有しているだけではリスク管理としては不十分。
高金利通貨の特性を理解した上での投資戦略が必要です。
その方法とは【複利】と【積立】で運用することです。
複利とは?
運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んでふくらんでいく運用方法
積立とは?
定期的に一定額のお金を貯蓄・投資に回すこと
つまり、月々発生するスワップポイントと毎月一定額をトルコリラに投資するとこで、トルコリラの保有数を増やし多くのスワップポイントを受け取れるようにする投資法です。
それと同時に、購入する数量を調整しレバレッジを下げることで、下落しやすいという高金利通貨の特性も考慮した運用ができるのです。
これが【トルコリラの複利積立運用】です。
時間を味方につけた投資法なので、早く始めた方が断然有利になります。
迷っているようでしたら、まずは口座開設から初めてみませんか?