この記事が目に止まったあなたはトルコリラでのスワップ投資に興味がある方でしょう。
2019年11月18日週現在のトルコの政策金利は
24.0%⇒19.75%⇒16.5%⇒14.0%(10/25変更)‼︎
高金利通貨の中でも政策金利No.1です。
〈政策金利比較一覧〉
国名 | 政策金利 | S&P | ムーディーズ | フィッチ |
日本 | 0.1% | A+ | A1 | A |
トルコ | 14.0% | B+ | Ba3 | BB |
メキシコ | 7.50% | BBB+ | A3 | BBB+ |
南アフリカ | 6.5% | BB | Baa3 | BB+ |
※評価の詳細はこちらでご参照ください
一歩踏み出せない理由があるとすれば、
トルコリラはリスクが高い?
この1点でしょう。
金利が高いということはリスクも高いということ。
トルコリラのスワップ投資をする上ではリスク管理が最重要事項となります。
トルコリラをはじめとする高金利通貨は、下落することを前提とした運用が必要です。
1年間の保有で4円程度までの下落には耐えることができるので、現状18.5円ということは5年間保有すことができればトルコリラが0円になってもロスカットされないことになります。
トルコリラが0円になるというのは現実的ではありませんが、それくらいのリスク管理はすべきだと考えています。
大幅な下落にも耐えられるような資金で余裕を持って運用するように注意しましょう。
<↓トルコリラの詳細が知りたい方はこちらへ↓>


今週のトルコリラ

今週2019年11月18日週は、1トルコリラ=19.000円で取引を終了しました。

【今週の値動き】
今週は18.904円からのスタート。
静かな立ち上がりでしたが、動きがあったのはヨーロッパ時間に入ってからリスクオンとなり19円台まで上昇。
しかし、すぐに跳ね返されて18円台に逆戻り。
なかなか19円台で安定できません。
10月住宅販売は悪化しているものの、ジリジリ上昇し19円まで回復。
19円と突破できるかの攻防が続いています。
値動きも鈍いまま、19円台をキープして19.000で終了です。
【今週のトルコに関する指標】
10月住宅販売(前年比)
前回:15.4% 予想:- 結果:-2.5%
9月住宅価格指数(前月比)
前回:1.10% 予想:- 結果:0.84%
9月住宅価格指数(前年比)
前回:4.53% 予想:- 結果:6.32%
11月消費者信頼感指数
前回:57.0 予想:- 結果:59.9
住宅販売契約指数は、指定された年や月に契約された住宅販売契約数を比較して反映されたもの。
販売契約に含まれるものは既存の戸建て住宅、マンション、コンドミニアム、協同組合住宅です。
住宅売買は一般家庭の中でも最も大きな支出の1つであり、景気の先行きを示す経済指標の1つとして注目されています。
数値が良ければ住宅が購入されていることになるためプラス要因となり、数値が悪ければマイナス要因となります。
前年比では数値がアップしていますが、前月比は数値がダウンしています。
また住宅販売も大きく数値がダウンしている事から、景気が先行き良くはないことを示しています。
消費者信頼感は、消費者の観点から経済の健全性を図る指標で、平均的な消費者にアンケート調査を実施し、消費者の景気に対する市場心理を数値化したものです。
個人消費の先行指標とされ、消費者心理を反映した指数と言われています。
前回より数値がアップしていることから、景気はよくなりつつあることを表しています。
【その他のニュース】
- F-35戦闘機問題
- トルコ共和国の名古屋総領事館開設
<F-35戦闘機問題>
F-35の問題について思わしくない情報です。
トルコのアカル国防相は、アメリカからF-35購入できなければ他から入手するとのコメントを発表。
となれば、相手はもちろんロシアのS400でしょう。
シリア侵攻でロシアとの仲が親密化しているトルコ。
今後もアメリカとの関係に目が離せない状況です。
<トルコ共和国の名古屋総領事館開設>
エルドアン大統領との約束からわずか5ヶ月足らずで、実現したトルコ共和国の名古屋総領事館開設。
日本とトルコの友好関係の証といえるでしょう。
【来週のトルコのイベント】
<25日16時>
11月設備稼働率 前回:76.4%
11月景気動向指数(季調済) 前回:104.2
<28日16時>
11月経済信頼感 前回:89.8
<29日16時>
10月貿易収支 前回:-20.6億USD
来週は、毎月赤字の貿易収支の発表があります。
予想は-18.0億USD。
改善されていることに期待しましょう。

トルコリラの利回りとロスカット

トルコリラのスワップ投資をするならば、利回りとロスカットの関係性について理解しなければいけません。
利回りを重視すれば高レバレッジとなりロスカットになる可能性が高まり、ロスカットをされない事を重視すれば低レバレッジとなり利回りが少なくなります。
レバレッジをかけて取引できるのがスワップ投資のメリットでもありますが、トルコリラの過去チャートを見てみるとレバレッジのかけすぎは危険極まりない行為でおススメできません。

トルコリラの過去15年分のチャートを確認すると、最高値99.63円に対して最安値15.25円と84.38円も下落しています。
下落率に換算すると84.7%です。
十分なリスク管理が必要な事はわかっていただけると思います。
ロスカットの危険を回避するためにレバレッジは3倍以内をオススメしています。
それでも利回り58.4%はキープできます。
トルコリラのスワップ投資はどれくらい稼げる?

2019年6月現在のトルコリラのレートは【1トルコリラ=18.5円】、その他の条件は以下のように設定します。
【シミュレーション条件】
- トルコリラ価格:18.5円
- 初期投資金額:30万円
- スワップポイント:100円(1Lot/1万通貨)
※『みんなのFX』のスワップポイントを参照
【レバレッジ別シミュレーション】
レバレッジ | 保有数 | 1日スワップ | 年間スワップ | 年利回り | ロスカット |
1倍 | 16,000 | 160円 | 58,400円 | 19.46% | 0.000円 |
2倍 | 32,000 | 320円 | 116,800円 | 38.93% | 9.505円 |
3倍 | 48,000 | 480円 | 175,200円 | 58.4% | 12.760円 |
4倍 | 64,000 | 640円 | 233,600円 | 77.84% | 14.388円 |
5倍 | 80,000 | 800円 | 292,000円 | 97.33% | 15.364円 |
※ ロスカットは証拠金維持率100%で計算した場合
★【1万6千通貨:レバレッジ1倍】
1日スワップ金額:160円
年間スワップ金額:58400円
年間利回り:19.46%
ロスカット:0.000円
★★【3万2千通貨:レバレッジ2倍】
1日スワップ金額:320円
年間スワップ金額:116800円
年間利回り:38.93%
ロスカット:9.505円
★★★【4万8千通貨:レバレッジ3倍】
1日スワップ金額:480円
年間スワップ金額:175200円
年間利回り:58.4%
ロスカット:12.76円
★【6万4千通貨:レバレッジ4倍】
1日スワップ金額:640円
年間スワップ金額:233600円
年間利回り:77.86%
ロスカット:14.388円
【8万通貨:レバレッジ5倍】
1日スワップ金額:800円
年間スワップ金額:292000円
年間利回り:97.33%
ロスカット:15.364円
トルコリラスワップランキングTOP3

【今週のトルコリラスワップランキング】
FX会社 | スワップポイント (1日平均) | スプレッド | 最少取引単位 | 順位 |
FXプライムbyGMO | 50.0円 | 4.8銭~ | 1,000通貨 | 5 |
マネーパートナーズ | 50.4円 | 1.9銭原則固定 | 10,000通貨 | 3 |
トレイダーズ証券 | 55.8円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 2 |
セントラル短資 | 20.0円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 6 |
ヒロセ通商【LION FX】 | 50.1円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 4 |
外為オンライン | 57.1円 | 5.85銭 | 10,000通貨 | 1 |

【くりっく365】は東京金融取引所が運営する公的な国内唯一のFX取引所。金融取も取引会社もスワップポイントから利益を得ていないので魅力的なスワップポイントを実現!!スプレッドが広いことと最少取引単位が10,000通貨というのが難点です。
おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 57.1円 |
スプレッド | 5.85銭 |
最少取引単位 | 10,000通貨 |

おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 55.8円 |
スプレッド | 1.7銭原則固定 |
最少取引単位 | 1,000通貨 |

スワップポイントは変動制を採用していますが、業界1位2位を争う高スワップポイントです!スプレッドは業界最狭水準1.9pips!!もちろんポジション保有中のスワップポイントでも出金することが可能です。唯一のデメリットは、取引通貨単位は10,000通貨。
しかし、パートナーズFXnanoは100通貨単位で可能です。
おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 50.4円 |
スプレッド | 1.9銭原則固定 |
最少取引単位 | 10,000通貨 |
トルコリラの将来性

MISTという言葉を知っていますか?
MISTとは?
ゴールドマンサックス会長のジム・オニールが掲げる新興国の略称
- メキシコ(Mexico)
- インドネシア(Indonesia)
- 韓国(SouthKorea)
- トルコ(Turk)
投資対象国として、今後注目されてくることは間違いないでしょう。
トルコは【ユーロ圏の工場】としての産業国の地位が定着しつつあります。
ヨーロッパと接している地理的なメリットを生かして、産業製品の生産や輸出に力を入れています。
ロシアや中東とも接しているので今後さらに重要な役割を担っていくことでしょう。
またトルコは若年層が多い人口ピラミッド構造を形成していることから将来的に成長していくことは容易に予想できるでしょう。
現状でもGDP成長率+4%目標に対して、毎年実績も近い値を出していることから将来的にも期待が持てるでしょう。

GDP成長率とは?
GDPとは、【民需+政府支出+貿易収支の総額】で国内総生産のこと。
GDP成長率とは、GDPが前年実績に対してどれだけ成長したかを表す指標。
(プラスは成長、マイナスは後退を表す)
トルコリラのスワップ投資を複利で運用しよう

トルコリラは高金利通貨として高い利回りが期待できるとして人気が出ています。
しかし、ただ保有しているだけではリスク管理としては不十分。
高金利通貨の特性を理解した上での投資戦略が必要です。
その方法とは【複利】と【積立】で運用することです。
複利とは?
運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んでふくらんでいく運用方法
積立とは?
定期的に一定額のお金を貯蓄・投資に回すこと
つまり、月々発生するスワップポイントと毎月一定額をトルコリラに投資するとこで、トルコリラの保有数を増やし多くのスワップポイントを受け取れるようにする投資法です。
それと同時に、購入する数量を調整しレバレッジを下げることで、下落しやすいという高金利通貨の特性も考慮した運用ができるのです。
これが【トルコリラの複利積立運用】です。
時間を味方につけた投資法なので、早く始めた方が断然有利になります。
迷っているようでしたら、まずは口座開設から初めてみませんか?