この記事が目に止まったあなたはトルコリラでのスワップ投資に興味がある方でしょう。
2019年12月9日週現在のトルコの政策金利は
24.0%⇒19.75%⇒16.5%⇒14.0%⇒12.0%(12/13変更)‼︎
高金利通貨の中でも政策金利No.1です。
〈政策金利比較一覧〉
国名 | 政策金利 | S&P | ムーディーズ | フィッチ |
日本 | 0.1% | A+ | A1 | A |
トルコ | 12.0% | B+ | Ba3 | BB |
メキシコ | 7.50% | BBB+ | A3 | BBB+ |
南アフリカ | 6.5% | BB | Baa3 | BB+ |
※評価の詳細はこちらでご参照ください
一歩踏み出せない理由があるとすれば、
トルコリラはリスクが高い?
この1点でしょう。
金利が高いということはリスクも高いということ。
トルコリラのスワップ投資をする上ではリスク管理が最重要事項となります。
トルコリラをはじめとする高金利通貨は、下落することを前提とした運用が必要です。
1年間の保有で4円程度までの下落には耐えることができるので、現状18.5円ということは5年間保有すことができればトルコリラが0円になってもロスカットされないことになります。
トルコリラが0円になるというのは現実的ではありませんが、それくらいのリスク管理はすべきだと考えています。
大幅な下落にも耐えられるような資金で余裕を持って運用するように注意しましょう。
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今週のトルコリラ

今週2019年12月9日週は、1トルコリラ=18.791円で取引を終了しました。

【今週の値動き】
今週は18.767円からのスタート。
大きな変動はなく静かな立ち上がりでしたが、動きがあったのは9日の欧州時間。
18.7円を割り込み下落しました。
理由は、高く始まった日経平均株価の上げ幅が縮小したことで投資家のリスク許容度低下を招いたため。
その後は18.65円〜18.75円という狭い範囲で上下変動するレンジ相場に突入。
動いたのは12日20時、トルコ政策金利の発表でした。
予想以上の利下げで売られるかと思いきや上昇。
その後、さらに上昇したのは12日のNY時間です。
米中貿易問題第1段階の合意が近づき、あとはトランプ大統領の署名待ちという報道から一気に上昇し、一時18.96円まで上昇。
19円まで届くかという勢いでしたが、その後は失速。
調整され、18.791円で終了しています。
【今週のトルコに関する指標】
10月経常収支
前回:23.5億USD 予想:15.6億USD 結果:15.5億USD
トルコ中銀 政策金利
前回:14.00% 予想:12.50% 結果:12.00%
10月鉱工業生産(前月比)
前回:3.4% 予想:- 結果:-0.9%
10月鉱工業生産(前年比)
前回:3.6% 予想:6.0% 結果:3.8%
経常収支は、国の国際収支を表す基準で、貿易収支・サービス収支・所得収支・経常移転収支の4つから構成されます。
分かりやすく言えば、『国の家計簿』の様なものです。
前回より数値が大幅に下がっていることから、景気が悪くなっていることを表しています。
鉱工業生産指数は、鉱業・製造業を営む企業がどれだけ製品を生産したかを表す数量指数です。
企業は景気の状態により生産量を調整していることから、生産量の変動は景気の動きを端的に示すバロメーターとなります。
前年比こそ前回より数値が若干上昇していますが、前月比は数値が下がっていることから景気が悪くなってきていることを表しています。
【その他のニュース】
- トルコ政策金利利下げ!!
<トルコ政策金利利下げ!!>
またもやトルコが政策金利の利下げを発表しました。
予想は14.00%から1.5%下げた12.50%でしたが、結果は12.00%と2.00%の利下げという結果に。
ウイサル総裁は「積極的な緩和サイクルは終了にちかづいている」と述べていることから利下げサイクルは終了するだろうと推測することができます。
しかし、ペテン師と称されるウイサル総裁なので、今後の動向に注目していきたいと思います。
【来週のトルコのイベント】
<17日16時>
11月住宅販売(前年比) 前回:-2.5%
<17日20時30分>
10月住宅価格指数(前月比) 前回:0.84%
10月住宅価格指数(前年比) 前回:6.32%
<20日16時>
12月消費者信頼感指数 前回:59.9
来週は住宅関連の指標が多く発表されます。
住宅は消費者の一般家庭の中で最も大きな支出の1つです。
ゆえに、景気の先行きを示す経済指標として注目です。

トルコリラの利回りとロスカット

トルコリラのスワップ投資をするならば、利回りとロスカットの関係性について理解しなければいけません。
利回りを重視すれば高レバレッジとなりロスカットになる可能性が高まり、ロスカットをされない事を重視すれば低レバレッジとなり利回りが少なくなります。
レバレッジをかけて取引できるのがスワップ投資のメリットでもありますが、トルコリラの過去チャートを見てみるとレバレッジのかけすぎは危険極まりない行為でおススメできません。

トルコリラの過去15年分のチャートを確認すると、最高値99.63円に対して最安値15.25円と84.38円も下落しています。
下落率に換算すると84.7%です。
十分なリスク管理が必要な事はわかっていただけると思います。
ロスカットの危険を回避するためにレバレッジは3倍以内をオススメしています。
それでも利回り58.4%はキープできます。
トルコリラのスワップ投資はどれくらい稼げる?

2019年6月現在のトルコリラのレートは【1トルコリラ=18.5円】、その他の条件は以下のように設定します。
【シミュレーション条件】
- トルコリラ価格:18.5円
- 初期投資金額:30万円
- スワップポイント:100円(1Lot/1万通貨)
※『みんなのFX』のスワップポイントを参照
【レバレッジ別シミュレーション】
レバレッジ | 保有数 | 1日スワップ | 年間スワップ | 年利回り | ロスカット |
1倍 | 16,000 | 160円 | 58,400円 | 19.46% | 0.000円 |
2倍 | 32,000 | 320円 | 116,800円 | 38.93% | 9.505円 |
3倍 | 48,000 | 480円 | 175,200円 | 58.4% | 12.760円 |
4倍 | 64,000 | 640円 | 233,600円 | 77.84% | 14.388円 |
5倍 | 80,000 | 800円 | 292,000円 | 97.33% | 15.364円 |
※ ロスカットは証拠金維持率100%で計算した場合
★【1万6千通貨:レバレッジ1倍】
1日スワップ金額:160円
年間スワップ金額:58400円
年間利回り:19.46%
ロスカット:0.000円
★★【3万2千通貨:レバレッジ2倍】
1日スワップ金額:320円
年間スワップ金額:116800円
年間利回り:38.93%
ロスカット:9.505円
★★★【4万8千通貨:レバレッジ3倍】
1日スワップ金額:480円
年間スワップ金額:175200円
年間利回り:58.4%
ロスカット:12.76円
★【6万4千通貨:レバレッジ4倍】
1日スワップ金額:640円
年間スワップ金額:233600円
年間利回り:77.86%
ロスカット:14.388円
【8万通貨:レバレッジ5倍】
1日スワップ金額:800円
年間スワップ金額:292000円
年間利回り:97.33%
ロスカット:15.364円
トルコリラスワップランキングTOP3

【今週のトルコリラスワップランキング】
FX会社 | スワップポイント (1日平均) | スプレッド | 最少取引単位 | 順位 |
FXプライムbyGMO | 50.0円 | 4.8銭~ | 1,000通貨 | 3 |
マネーパートナーズ | 44.4円 | 1.9銭原則固定 | 10,000通貨 | 5 |
トレイダーズ証券 | 54.4円 | 1.6銭原則固定 | 1,000通貨 | 1 |
セントラル短資 | 20.0円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 6 |
ヒロセ通商【LION FX】 | 49.8円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 4 |
外為オンライン | 52.0円 | 5.85銭 | 10,000通貨 | 2 |

ASDAQ上場企業のトレーダーズホールディングス株式会社のグループ企業であるトレーダーズ証券が運営。業界最高水準のスワップとスプレッドを実現しています。決済していなくてもスワップポイント引出可能!!アカキンも運用中!!
おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 54.4円 |
スプレッド | 1.6銭原則固定 |
最少取引単位 | 1,000通貨 |

おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 52.0円 |
スプレッド | 5.85銭 |
最少取引単位 | 10,000通貨 |

FXプライムbyGMOのトルコリラ円の買いスワップポイントは業界最高水準。FXプライムbyGMOは約定力に定評があり信頼感があるのが特徴。スプレッドは1.9銭原則固定と他社に比べて少し高いのが残念な点。
おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 50.0円 |
スプレッド | 4.8銭~ |
最少取引単位 | 1,000通貨 |
トルコリラの将来性

MISTという言葉を知っていますか?
MISTとは?
ゴールドマンサックス会長のジム・オニールが掲げる新興国の略称
- メキシコ(Mexico)
- インドネシア(Indonesia)
- 韓国(SouthKorea)
- トルコ(Turk)
投資対象国として、今後注目されてくることは間違いないでしょう。
トルコは【ユーロ圏の工場】としての産業国の地位が定着しつつあります。
ヨーロッパと接している地理的なメリットを生かして、産業製品の生産や輸出に力を入れています。
ロシアや中東とも接しているので今後さらに重要な役割を担っていくことでしょう。
またトルコは若年層が多い人口ピラミッド構造を形成していることから将来的に成長していくことは容易に予想できるでしょう。
現状でもGDP成長率+4%目標に対して、毎年実績も近い値を出していることから将来的にも期待が持てるでしょう。

GDP成長率とは?
GDPとは、【民需+政府支出+貿易収支の総額】で国内総生産のこと。
GDP成長率とは、GDPが前年実績に対してどれだけ成長したかを表す指標。
(プラスは成長、マイナスは後退を表す)
トルコリラのスワップ投資を複利で運用しよう

トルコリラは高金利通貨として高い利回りが期待できるとして人気が出ています。
しかし、ただ保有しているだけではリスク管理としては不十分。
高金利通貨の特性を理解した上での投資戦略が必要です。
その方法とは【複利】と【積立】で運用することです。
複利とは?
運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んでふくらんでいく運用方法
積立とは?
定期的に一定額のお金を貯蓄・投資に回すこと
つまり、月々発生するスワップポイントと毎月一定額をトルコリラに投資するとこで、トルコリラの保有数を増やし多くのスワップポイントを受け取れるようにする投資法です。
それと同時に、購入する数量を調整しレバレッジを下げることで、下落しやすいという高金利通貨の特性も考慮した運用ができるのです。
これが【トルコリラの複利積立運用】です。
時間を味方につけた投資法なので、早く始めた方が断然有利になります。
迷っているようでしたら、まずは口座開設から初めてみませんか?