この記事が目に止まったあなたはトルコリラでのスワップ投資に興味がある方でしょう。
2019年8月26日週現在のトルコの政策金利は24.0%⇒19.75%‼︎
高金利通貨の中でも政策金利No.1です。
〈政策金利比較一覧〉
国名 | 政策金利 | S&P | ムーディーズ | フィッチ |
日本 | 0.1% | A+ | A1 | A |
トルコ | 19.75% | B+ | Ba3 | BB |
メキシコ | 8.25% | BBB+ | A3 | BBB+ |
南アフリカ | 6.75% | BB | Baa3 | BB+ |
※評価の詳細はこちらでご参照ください
一歩踏み出せない理由があるとすれば、
トルコリラはリスクが高い?
この1点でしょう。
金利が高いということはリスクも高いということ。
トルコリラのスワップ投資をする上ではリスク管理が最重要事項となります。
トルコリラをはじめとする高金利通貨は、下落することを前提とした運用が必要です。
1年間の保有で4円程度までの下落には耐えることができるので、現状18.5円ということは5年間保有すことができればトルコリラが0円になってもロスカットされないことになります。
トルコリラが0円になるというのは現実的ではありませんが、それくらいのリスク管理はすべきだと考えています。
大幅な下落にも耐えられるような資金で余裕を持って運用するように注意しましょう。
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今週のトルコリラ

今週2019年8月26日週は、1トルコリラ=18.227円で取引を終了しました。

【今週の値動き】
今週は下窓から18.049円でスタートしましたが、大きな事件が勃発しました。
フラッシュクラッシュです!
最安値は16.220まで下落。
これでロスカットされたのは12.8%で、10人に1人がロスカットされたという事です。
ブルームバーグによると、原因は日本人の損切りやロスカットだそう。
損切りラインが集中していたということでしょう。
フラッシュクラッシュ後は即全戻しという展開。
ハイレバでの運用は危険ということを改めて実感できました。
その後の値動きは18円前半で推移し、18.227円で終了しています。
【今週のトルコに関する指標】
- 8月景気動向指数
前回:96.6 予想:- 結果:102.1
- 8月設備稼働
前回:76.2% 予想:- 結果:76.6%
- 8月経済信頼感
前回:80.7 予想:- 結果:87.1
- 7月貿易収支
前回:-31.9億USD 予想:-32.0億USD 結果:-31.9億USD
景気動向指数は、現状の景気全体を把握したり今後の動向を予測したりするときに使われる経済指標です。
前月と比べ数値が上昇していれば景気が上向き、下降していれば景気が下向きだと言えます。
数値が大幅に向上していることから景気が拡大傾向にあることがわかります。
設備稼働率は、生産能力に対する生産実績の比率を表しており、設備投資やインフレの先行指標です。
80%以上が設備投資が活発に行われている基準となる事から、76.6%と概ね活発な設備投資がされていると判断できます。
経済信頼感は、消費者等などそれぞれの観点からトルコ経済の健全性を図る指標です。
基準となる年を100として、100より上昇していれば景気は上向き、100より低下していれば景気は下向きにあるという見方です。
基準となる100を下回っていることから景気は縮小傾向にあることが分かります。
しかし前回より大幅に上昇しているので、経済は悪いなりにも拡大傾向にあることが分かります。
指数の上昇は、消費者、実部門(製造業)、サービス業、小売業、建設業の信頼感指数が上昇したことによるもでした。
貿易収支とは、輸出金額と輸入金額の間に生じる差額のことです。
輸出が輸入を上回る状態を貿易黒字、輸入が輸出を上回れば貿易赤字となります。
貿易黒字になると、支払う金額より受け取金額の方が大きくなります。
7月は予想通りではあるものの大幅な貿易赤字となっています。
【その他のニュース】
- ロシア会談
- 9月9日トルコ会議開催予定
トルコのエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領で会談が行われました。
焦点となるのはシリアのアサド軍です。
エルドアン大統領がクルド系市長を解任したことに対する反発としてアサド軍の攻撃がありましたが、そのアサド軍を支援するのは実はロシアなのです。
そのためなかなかアサド軍に手が出せないのが実情。
アサド軍の攻撃をやめるように促したいトルコに対して、ロシア製戦闘機SU35を売り込みたいロシア。
会談はエルドアン大統領の思うようには進みませんでした。
トルコとロシアが接近すると面白くないのはアメリカで、保留されているS400問題の制裁処置が気になります。
議会ではトルコへの制裁法案は可決されており、トランプ大統領の意向で保留されてるだけですのでいつ施行されてもおかしくありません。
9月9日のトルコ会議でまたエルドアン大統領が問題を起こすのではないかという情報です。
エルドアン大統領がクルド系市長解任に続き、他の市長も解任するの可能性を示唆している模様。
【来週のトルコのイベント】
<9/2日16時>
- 製造業PMI
- GDP(前年比)
- GDP(前月比)
<3日16時>
- 生産者物価指数(前年比)
- 生産者物価指数(前月比)
- 消費者物価指数(前年比)
- 消費者物価指数(前月比)
来週はGDP・消費者物価指数と重要指標の発表が控えています。
週明けのフラッシュクラッシュの件もありますので、十分なリスク管理をしていきましょう。

トルコリラの利回りとロスカット

トルコリラのスワップ投資をするならば、利回りとロスカットの関係性について理解しなければいけません。
利回りを重視すれば高レバレッジとなりロスカットになる可能性が高まり、ロスカットをされない事を重視すれば低レバレッジとなり利回りが少なくなります。
レバレッジをかけて取引できるのがスワップ投資のメリットでもありますが、トルコリラの過去チャートを見てみるとレバレッジのかけすぎは危険極まりない行為でおススメできません。

トルコリラの過去15年分のチャートを確認すると、最高値99.63円に対して最安値15.25円と84.38円も下落しています。
下落率に換算すると84.7%です。
十分なリスク管理が必要な事はわかっていただけると思います。
ロスカットの危険を回避するためにレバレッジは3倍以内をオススメしています。
それでも利回り58.4%はキープできます。
トルコリラのスワップ投資はどれくらい稼げる?

2019年6月現在のトルコリラのレートは【1トルコリラ=18.5円】、その他の条件は以下のように設定します。
【シミュレーション条件】
- トルコリラ価格:18.5円
- 初期投資金額:30万円
- スワップポイント:100円(1Lot/1万通貨)
※『みんなのFX』のスワップポイントを参照
【レバレッジ別シミュレーション】
レバレッジ | 保有数 | 1日スワップ | 年間スワップ | 年利回り | ロスカット |
1倍 | 16,000 | 160円 | 58,400円 | 19.46% | 0.000円 |
2倍 | 32,000 | 320円 | 116,800円 | 38.93% | 9.505円 |
3倍 | 48,000 | 480円 | 175,200円 | 58.4% | 12.760円 |
4倍 | 64,000 | 640円 | 233,600円 | 77.84% | 14.388円 |
5倍 | 80,000 | 800円 | 292,000円 | 97.33% | 15.364円 |
※ ロスカットは証拠金維持率100%で計算した場合
★【1万6千通貨:レバレッジ1倍】
1日スワップ金額:160円
年間スワップ金額:58400円
年間利回り:19.46%
ロスカット:0.000円
★★【3万2千通貨:レバレッジ2倍】
1日スワップ金額:320円
年間スワップ金額:116800円
年間利回り:38.93%
ロスカット:9.505円
★★★【4万8千通貨:レバレッジ3倍】
1日スワップ金額:480円
年間スワップ金額:175200円
年間利回り:58.4%
ロスカット:12.76円
★【6万4千通貨:レバレッジ4倍】
1日スワップ金額:640円
年間スワップ金額:233600円
年間利回り:77.86%
ロスカット:14.388円
【8万通貨:レバレッジ5倍】
1日スワップ金額:800円
年間スワップ金額:292000円
年間利回り:97.33%
ロスカット:15.364円
トルコリラスワップランキングTOP3

【今週のトルコリラスワップランキング】
FX会社 | スワップポイント (1日平均) | スプレッド | 最少取引単位 | 順位 |
FXプライムbyGMO | 73.2円 | 4.8銭~ | 1,000通貨 | 4 |
マネーパートナーズ | 77.8円 | 1.9銭原則固定 | 10,000通貨 | 2 |
トレイダーズ証券 | 80.4円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 1 |
セントラル短資 | 52円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 6 |
ヒロセ通商【LION FX】 | 75.2円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 3 |
外為オンライン | 62.1円 | 5.85銭 | 10,000通貨 | 5 |

ASDAQ上場企業のトレーダーズホールディングス株式会社のグループ企業であるトレーダーズ証券が運営。業界最高水準のスワップとスプレッドを実現しています。決済していなくてもスワップポイント引出可能!!アカキンも運用中!!
おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 80.4円 |
スプレッド | 1.7銭原則固定 |
最少取引単位 | 1,000通貨 |

スワップポイントは変動制を採用していますが、業界1位2位を争う高スワップポイントです!スプレッドは業界最狭水準1.9pips!!もちろんポジション保有中のスワップポイントでも出金することが可能です。唯一のデメリットは、取引通貨単位は10,000通貨しかし、パートナーズFXnanoは100通貨単位で可能です。
おススメ度 | |
---|---|
今週の1日平均スワップ | 77.8円 |
スプレッド | 1.9銭原則固定 |
最少取引単位 | 10,000通貨 |

トルコリラといえばココ!!JASDAQ上場企業のヒロセ通商株式会社が運営。トルコリラスワップポイントランキングでは常に上位に君臨。スプレッドも業界最狭原則固定!!決済前のスワップポイントは出金できませんが長期で運用なら問題ないでしょう!!
おススメ度 | |
---|---|
今週の1日平均スワップ | 75.2円 |
スプレッド | 1.7銭原則固定 |
最少取引単位 | 1,000通貨 |
トルコリラの将来性

MISTという言葉を知っていますか?
MISTとは?
ゴールドマンサックス会長のジム・オニールが掲げる新興国の略称
- メキシコ(Mexico)
- インドネシア(Indonesia)
- 韓国(SouthKorea)
- トルコ(Turk)
投資対象国として、今後注目されてくることは間違いないでしょう。
トルコは【ユーロ圏の工場】としての産業国の地位が定着しつつあります。
ヨーロッパと接している地理的なメリットを生かして、産業製品の生産や輸出に力を入れています。
ロシアや中東とも接しているので今後さらに重要な役割を担っていくことでしょう。
またトルコは若年層が多い人口ピラミッド構造を形成していることから将来的に成長していくことは容易に予想できるでしょう。
現状でもGDP成長率+4%目標に対して、毎年実績も近い値を出していることから将来的にも期待が持てるでしょう。

GDP成長率とは?
GDPとは、【民需+政府支出+貿易収支の総額】で国内総生産のこと。
GDP成長率とは、GDPが前年実績に対してどれだけ成長したかを表す指標。
(プラスは成長、マイナスは後退を表す)
トルコリラのスワップ投資を複利で運用しよう

トルコリラは高金利通貨として高い利回りが期待できるとして人気が出ています。
しかし、ただ保有しているだけではリスク管理としては不十分。
高金利通貨の特性を理解した上での投資戦略が必要です。
その方法とは【複利】と【積立】で運用することです。
複利とは?
運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んでふくらんでいく運用方法
積立とは?
定期的に一定額のお金を貯蓄・投資に回すこと
つまり、月々発生するスワップポイントと毎月一定額をトルコリラに投資するとこで、トルコリラの保有数を増やし多くのスワップポイントを受け取れるようにする投資法です。
それと同時に、購入する数量を調整しレバレッジを下げることで、下落しやすいという高金利通貨の特性も考慮した運用ができるのです。
これが【トルコリラの複利積立運用】です。
時間を味方につけた投資法なので、早く始めた方が断然有利になります。
迷っているようでしたら、まずは口座開設から初めてみませんか?