この記事が目に止まったあなたはトルコリラでのスワップ投資に興味がある方でしょう。
2019年8月5日週現在のトルコの政策金利は19.75%‼︎
高金利通貨の中でも政策金利No.1です。
〈政策金利比較一覧〉
国名 | 政策金利 | S&P | ムーディーズ | フィッチ |
日本 | 0.1% | A+ | A1 | A |
トルコ | 19.75% | B+ | Ba3 | BB |
メキシコ | 8.25% | BBB+ | A3 | BBB+ |
南アフリカ | 6.75% | BB | Baa3 | BB+ |
※評価の詳細はこちらでご参照ください
一歩踏み出せない理由があるとすれば、
トルコリラはリスクが高い?
この1点でしょう。
金利が高いということはリスクも高いということ。
トルコリラのスワップ投資をする上ではリスク管理が最重要事項となります。
トルコリラをはじめとする高金利通貨は、下落することを前提とした運用が必要です。
1年間の保有で4円程度までの下落には耐えることができるので、現状18.5円ということは5年間保有すことができればトルコリラが0円になってもロスカットされないことになります。
トルコリラが0円になるというのは現実的ではありませんが、それくらいのリスク管理はすべきだと考えています。
大幅な下落にも耐えられるような資金で余裕を持って運用するように注意しましょう。
<↓トルコリラの詳細が知りたい方はこちらへ↓>


今週のトルコリラ

今週2019年8月5日週は、1トルコリラ=19.229円で取引を終了しました。

【今週の値動き】
今週は19.126円からのスタートでした。
8/5(月)に大きく下落し2度の19円台割れをしたものの、底堅い展開が続き上昇。
一時19.4円を突破するもその後は失速。
19.229円で終了しました。
【今週のトルコに関する指標】
- 7月消費者物価指数(前月比)
前回:0.03% 予想:1.6% 結果:1.36%
- 7月消費者物価指数(前年比)
前回:15.75% 予想:16.9% 結果:16.65%
- 7月生産者物価指数(前月比)
前回:0.09%予想:- 結果:-0.99%
- 7月生産者物価指数(前年比)
前回:25.04%予想:- 結果:21.66%
- 6月経常収支
前回:1.51億ドル 予想:-2.65億ドル 結果:-
消費者物価指数は、消費者が購入するものやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。
【経済の体温計】とも呼ばれており、経済政策を決める上で重要な指数になります。
前月と比較すると、数値が上昇していることから物価が上昇していることを意味しています。
生産者物価指数は、製造業者が出荷した製品や原料など販売価格の変動を調査し算出したもので、インフレ動向を測る重要な指標です。
生産者物価指数が上昇すると消費者が購入する物価も上昇するので、貨幣価値が下がるインフレの状態となります。(通貨が買われやすい状態)
反対に生産者物価指数が下落すると消費者が購入する物価も下落するので、貨幣価値が上がるデフレの状態となります。(通貨が売られやすい状態)
前年比より下がっているが前月比よりは上がっているため、下がったインフレ率が上昇していく可能性があるということです。
【その他のニュース】
- シリア難民帰国へ政策転換
エルドアン政権がシリアからの難民受け入れの姿勢を転換し、帰還を促し始めたとの事。
1年前の【トルコショック】で経済低迷しており、政治の求心力も低下している。
困民の不満を経済低迷から難民への反感へとそらす狙いがあるとう見方が濃厚である。
【来週のトルコのイベント】
<15日16時>
- 5月失業率
<16日16時>
- 6月鉱工業生産(前年比)
<16日17時>
- 7月財政収支
来週は、失業率に財政収支とトルコ経済の未来を占う指標が発表されます。
このまま19円台をキープしていただきたトルコリラホルダーは来週も注目しましょう!

トルコリラの利回りとロスカット

トルコリラのスワップ投資をするならば、利回りとロスカットの関係性について理解しなければいけません。
利回りを重視すれば高レバレッジとなりロスカットになる可能性が高まり、ロスカットをされない事を重視すれば低レバレッジとなり利回りが少なくなります。
レバレッジをかけて取引できるのがスワップ投資のメリットでもありますが、トルコリラの過去チャートを見てみるとレバレッジのかけすぎは危険極まりない行為でおススメできません。

トルコリラの過去15年分のチャートを確認すると、最高値99.63円に対して最安値15.25円と84.38円も下落しています。
下落率に換算すると84.7%です。
十分なリスク管理が必要な事はわかっていただけると思います。
ロスカットの危険を回避するためにレバレッジは3倍以内をオススメしています。
それでも利回り58.4%はキープできます。
トルコリラのスワップ投資はどれくらい稼げる?

2019年6月現在のトルコリラのレートは【1トルコリラ=18.5円】、その他の条件は以下のように設定します。
【シミュレーション条件】
- トルコリラ価格:18.5円
- 初期投資金額:30万円
- スワップポイント:100円(1Lot/1万通貨)
※『みんなのFX』のスワップポイントを参照
【レバレッジ別シミュレーション】
レバレッジ | 保有数 | 1日スワップ | 年間スワップ | 年利回り | ロスカット |
1倍 | 16,000 | 160円 | 58,400円 | 19.46% | 0.000円 |
2倍 | 32,000 | 320円 | 116,800円 | 38.93% | 9.505円 |
3倍 | 48,000 | 480円 | 175,200円 | 58.4% | 12.760円 |
4倍 | 64,000 | 640円 | 233,600円 | 77.84% | 14.388円 |
5倍 | 80,000 | 800円 | 292,000円 | 97.33% | 15.364円 |
※ ロスカットは証拠金維持率100%で計算した場合
★【1万6千通貨:レバレッジ1倍】
1日スワップ金額:160円
年間スワップ金額:58400円
年間利回り:19.46%
ロスカット:0.000円
★★【3万2千通貨:レバレッジ2倍】
1日スワップ金額:320円
年間スワップ金額:116800円
年間利回り:38.93%
ロスカット:9.505円
★★★【4万8千通貨:レバレッジ3倍】
1日スワップ金額:480円
年間スワップ金額:175200円
年間利回り:58.4%
ロスカット:12.76円
★【6万4千通貨:レバレッジ4倍】
1日スワップ金額:640円
年間スワップ金額:233600円
年間利回り:77.86%
ロスカット:14.388円
【8万通貨:レバレッジ5倍】
1日スワップ金額:800円
年間スワップ金額:292000円
年間利回り:97.33%
ロスカット:15.364円
トルコリラスワップランキングTOP3

【今週のトルコリラスワップランキング】
FX会社 | スワップポイント (1日平均) | スプレッド | 最少取引単位 | 順位 |
FXプライムbyGMO | 104.1円 | 4.8銭~ | 1,000通貨 | 1 |
マネーパートナーズ | 91.4円 | 1.9銭原則固定 | 10,000通貨 | 4 |
トレイダーズ証券 | 93.7円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 3 |
セントラル短資 | 66.8円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 6 |
ヒロセ通商【LION FX】 | 79.2円 | 1.7銭原則固定 | 1,000通貨 | 5 |
外為オンライン | 99.7円 | 5.85銭 | 10,000通貨 | 2 |

おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 104.1円 |
スプレッド | 4.8銭~最大203.8銭(急落時の過去最大) |
最少取引単位 | 1,000通貨 |

【くりっく365】は東京金融取引所が運営する公的な国内唯一のFX取引所金融取も取引会社もスワップポイントから利益を得ていないので魅力的なスワップポイントを実現!!スプレッドが広いことと最少取引単位が10,000通貨というのが難点です。
おススメ度 | |
---|---|
今週の1日平均スワップ | 99.7円 |
スプレッド | 5.85銭 |
最少取引単位 | 10,000通貨 |

ASDAQ上場企業のトレーダーズホールディングス株式会社のグループ企業であるトレーダーズ証券が運営。業界最高水準のスワップとスプレッドを実現しています。決済していなくてもスワップポイント引出可能!!アカキンも運用中!!
おススメ度 | |
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今週の1日平均スワップ | 93.4円 |
スプレッド | 1.7銭原則固定 |
最少取引単位 | 1,000通貨 |
トルコリラの将来性

MISTという言葉を知っていますか?
MISTとは?
ゴールドマンサックス会長のジム・オニールが掲げる新興国の略称
- メキシコ(Mexico)
- インドネシア(Indonesia)
- 韓国(SouthKorea)
- トルコ(Turk)
投資対象国として、今後注目されてくることは間違いないでしょう。
トルコは【ユーロ圏の工場】としての産業国の地位が定着しつつあります。
ヨーロッパと接している地理的なメリットを生かして、産業製品の生産や輸出に力を入れています。
ロシアや中東とも接しているので今後さらに重要な役割を担っていくことでしょう。
またトルコは若年層が多い人口ピラミッド構造を形成していることから将来的に成長していくことは容易に予想できるでしょう。
現状でもGDP成長率+4%目標に対して、毎年実績も近い値を出していることから将来的にも期待が持てるでしょう。

GDP成長率とは?
GDPとは、【民需+政府支出+貿易収支の総額】で国内総生産のこと。
GDP成長率とは、GDPが前年実績に対してどれだけ成長したかを表す指標。
(プラスは成長、マイナスは後退を表す)
トルコリラのスワップ投資を複利で運用しよう

トルコリラは高金利通貨として高い利回りが期待できるとして人気が出ています。
しかし、ただ保有しているだけではリスク管理としては不十分。
高金利通貨の特性を理解した上での投資戦略が必要です。
その方法とは【複利】と【積立】で運用することです。
複利とは?
運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んでふくらんでいく運用方法
積立とは?
定期的に一定額のお金を貯蓄・投資に回すこと
つまり、月々発生するスワップポイントと毎月一定額をトルコリラに投資するとこで、トルコリラの保有数を増やし多くのスワップポイントを受け取れるようにする投資法です。
それと同時に、購入する数量を調整しレバレッジを下げることで、下落しやすいという高金利通貨の特性も考慮した運用ができるのです。
これが【トルコリラの複利積立運用】です。
時間を味方につけた投資法なので、早く始めた方が断然有利になります。
迷っているようでしたら、まずは口座開設から初めてみませんか?