この記事を読んでわかること
- トルコリラとはどんな通貨か
- レバレッジとロスカットの関係性
- スワップポイントで継続的に利益を得る方法
この記事ではトルコリラのスワップポイントで継続的に利益を得る方法がわかります。
スワップ運用は通貨を保有しているだけで得られる収入として、コツコツ利益を積み上げていきたい方には魅力のある投資方法といえます。
その反面リスクが高いというイメージがありますが、しっかりとリスク管理していけば十分利益を出せる投資法でもあります。
アカキンはトルコリラで600万円溶かした経験を持つ。そこからなぜ失敗したのかを徹底的に分析し、新たにトルコリラのスワップ運用をスタートさせた。
一度失敗したからこそわかるノウハウをお届けしたい。
トルコリラとは?
トルコの通貨で、単位は【リラ】です。
トルコリラは脆弱な新興国5通貨として、2013年に米国モルガン・スタンレーにより【フラジャイル5】と命名されました。
フラジャイル5とは?
高インフレや経常赤字などの問題を抱え、通貨下落が進みやすい新興国5通貨のこと。
- ブラジルレアル
- インドルピー
- インドネシアルピア
- トルコリラ
- 南アフリカランド
この5カ国の通貨を指します。
その中でもトルコリラは、政策金利24%と最も高い通貨となります。
トルコはどんな国?
トルコは、地理的に欧州・アジア・中東・アフリカにつながる要衝に位置し、人口構造の若い新興国です。
若い人口の割合が高いことから将来に向けて労働力人口の増加が予想できることや、地理的にも高い経済成長が期待できる中長期的に高い潜在成長力を有する注目の新興国です。
親日家が多いのも特徴の1つです。
そんなトルコが高金利の背景には主に2つの理由があります。
【トルコが高金利な2つ理由】
- インフレ率が高い
- 経済収支が赤字
インフレ率が高い
トルコのインフレ率は高いです。
2019年2月の消費者物価は前年比19.67%にものぼります。
他国のインフレ率と比較すればどれだけ高いインフレ率かがわかります。
【物の値段が上がる】ということは【通貨の価値が下がる】ということと同じ意味になります。
このインフレ率を抑えることが今後の大きな課題です。
経済収支が赤字
経常収支が赤字の場合、その不足分を穴埋めするために高い金利で国外から資金を呼び込む必要があります。
経常収支とは?
国の国際収支を表す基準の1つで4つから構成されます。
貿易収支
⇨モノの輸入と輸出の差額
サービス収支
⇨外国とのサービス取引の収支
所得収支
⇨対外直接投資や証券投資の収益
経常移転収支
⇨政府開発援助(ODA)のうち医薬品などの現物援助
先進国の金融引き締めが始まると、経常収支が赤字の新興国への資金流入は難しくなります。
そのため通貨は下落しやすい傾向にあるので、注意が必要です。
トルコリラを運用しよう!
レバレッジとは?
自己資本を元本として資金調達を行い、取引額を自己資金以上に引き上げることで「てこの原理」のように、少ないお金で大金を動かせる仕組みのこと
(例)自己資金10万円で100万円運用
100万円÷10万円=レバレッジ10倍
下落傾向にある通貨を保有することは、含み損を抱えることを想定しなければいけません。
そこで重要なのがレバレッジです。
レバレッジをかけすぎると少しの下落でもロスカットに引っかかり市場から強制退場させられてしまいます。
ロスカットとは?
損失の拡大を防ぐため強制的に決済する(損失を確定させる)仕組み
スワップ運用において回避しなければいけないのがロスカットさせられないことです。
ロスカットにならないためにはレバレッジを抑えた余裕を持った取引が重要です。
レバレッジを考えて運用する
最適なレバレッジについては人によって考え方が変わるので一概にこれ!というものはありません。
レバレッジ1倍であれば価格を気にしなくてもいいのですが、受け取れるスワップも少なくなります。
FX(外国為替証拠金取引)は、【レバレッジ】をかけられるところがメリットでありデメリットでもあります。
この特性を最大限活かすためにはレバレッジをかけていく必要性があります。
2019年5月現在のトルコリラ円は18.2円です。
レバレッジ3倍なら12.6円の下落まで耐えることができます。
約1/3の価格です。
馴染みのあるドル円で想像してみてください。
2019年5月現在ドル円は約110円です。
これが1/3下落し73.3円になることを想定できるでしょうか?
ドル円の過去15年間のチャートを確認しても最安値は75.56円。
下落率は31.3%で、レバレッジは3倍あれば耐えられる計算です。
しかしトルコリラは油断できません。
想定外の下落も考慮して最大3倍が限度でしょう。
アカキンの失敗談
ちょっと恥ずかしいがアカキンの失敗談を赤裸々にお話ししよう。
トルコリラのスワップ運用で600万円のロスカットされたことがある。
今考えても苦い記憶だ。
なぜこんな失敗をしてしまったのか?
今考える3つ原因がある。
1.トルコについて何も知らなかった
トルコについて、新興国の通過事情、地政学的リスク
数えればきりがないが殆ど知識もないままに政策金利の凄さに惹かれて購入してしまった。
2.ここまで下がるとは思わなかった
「ここまで下がってるからもう大丈夫!」
まさに負け組の思考だった。
アンカリング効果をご存知だろうか?
アンカリング効果とは?
最初に印象に残った数字や条件が基準となって、その後の意思決定が左右されるという心理。
船は錨(アンカー)を下ろすと動かなくなるように、価値観が固定されてしまう人間の非合理的な行動を表す。
まさにこれにはまってしまった。
3.レバレッジをかけすぎた
レバレッジを軽視していた。
当時は10倍と高いレバレッジをかけていた。
利益を優先してリスク管理ができていなかったのだ。
【過去の失敗から学んだこと】
- 知らないものには手を出さない
- 思い込みではなく理論的に判断する
- レバレッジを管理する
過去の失敗からトルコについて徹底的に分析し、レバレッジを管理する手法を編み出した。
この手法を使ってレバレッジを管理して運用している。
トルコリラにオススメのFX会社は?
これはトレーダーズ証券の【みんなのFX】の一択です。
最大の理由はスワップポイントが高いという点です。
その他にも、
【みんなのFXがおすすめな理由】
- 少額から取引が可能
- スプレッドが狭い(1.7銭)
- スワップポイントが業界最高水準
- 充実したセミナー
- 24時間サポート(これはすごい!)
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
トルコリラのスワップ運用はリスクが高いのは否定しません。
しかしレバレッジをしっかり管理していけば魅力的な投資先に変わるのです。
それをこれから自ら証明していきます。
2019年5月22の現状はこちら。
【アカキンの運用状況】
- 運用資金:95万円
- レバレッジ:3倍
- 証拠金維持率:818.45%
- 評価損益:-271872円
- 累計スワップ:110577円
もちろんただ保有して終わりではありません。
しっかりとした投資戦略の元で運用していきます。
詳細は今後記事にしていくのでお楽しみに。
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