お金を稼げるようになりたんだけどどうしたらいいんだろう?
何から学んでいけばいいのかもわからないな…
このように考える方は多いのではないでしょうか。
目次
【金持ち父さん貧乏父さん】に学ぶお金持ちへの道
【金持ち父さん貧乏父さん】とは、1997年にロバート・キヨサキ氏が出版した投資の考え方を初心者でも分かりやすく表現した書籍です。
アカキンのバイブルといっても過言ではありません。
それまで資産形成や投資の方法について学ぶ環境になかった日本人にとって、大きな影響を与えられたことでしょう。
2008年11月時点では、全世界で約2800万本を販売されており人気高いことが伺えます。
折しくも日本では少子高齢化が急速に進み、それまで日本の中心的雇用システムである終身雇用の崩壊を宣言する経済界の発信もあって、今再び【金持ち父さん貧乏父さん】でロバート・キヨサキ氏が提唱していたお金を稼ぐ方法に注目が集まっています。
ロバート・キヨサキ氏は【金持ち父さん貧乏父さん】の中で、お金持ちになるためには【ファイナンシャル・インテリジェンス】と呼ばれる能力を高める必要性について説いています。
この記事では、【ファイナンシャル・インテリジェンス】とは何か、これを身につけるために実践すべきことについてお伝えします。
お金に関する知識とは?
お金のために働く状況を抜け出し経済的な自立を掴み取るためには、【お金に関する知識】を身につけることが重要です。
ここでは、
【お金に関する知識】4つの要素とは何か?
【お金に関する知識】を高める必要性とは?
【お金に関する知識】を高める方法とは?
についてお伝えします。
お金に関する知識の4つの要素
【4つの要素】
- 会計力
- 投資力
- 市場の理解力
- 法律力
会計力
会計力とは?
お金に関する数字を読んで理解する力
具体的には、賃借対照表と損益計算書などに代表される財務諸表を読んで理解できることがこれに該当します。
株式投資なので新たに投資先を選定する際に、その会社の財務状況が健全であるか確かめるためにこれらの財務諸表を確認することが基本となります。
投資すべき会社の選定をするのにこの会計力が必要であり、これを身につけることで自ら経営する会社の財務状況を的確に把握することができるようになります。
投資力
投資力とは?
文字通り投資をすることによって収益を上げる能力
投資は【お金がお金を生む仕組み】であり、収益を上げるためには戦略と手法が必要です。
ここを怠り一攫千金を狙って投資をされる方が非常に多いように感じます。
投資は一朝一夕では勝てません。
何も投資に限ったことではなく、スポーツでも勉強でも基本を学び努力しなければ成果を出すことはできません。
至極当たり前のことですが、投資になるとその当たり前の準備(努力)を怠る方が多いのです。
投資をギャンブルと同じように捉えている証拠なのではないかと感じます。
投資力を高めるためには、収益を上げるための戦略と手法を定めるなどの前準備を行い運用するようにしましょう。
勝つべくして勝つということです。
また、ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスといった名だたる投資家の著作を読み込むこと。
その投資に関する考え方を学び、自分流にアレンジすることで投資力を身につけることができます。
市場の理解力
市場の理解力とは?
世の中(経済)の流れを理解し読み解く力
具体的には需要と供給の科学を学ぶ必要があります。
市場を理解するためにはその企業の経営基盤などを定量的に把握するファンタメンタル分析やチャートの動きから売買のタイミングを推し量るテクニカル分析の両方を把握しておく必要があります。
その時々の市場の動向を見て投資のタイミングを判断するためには、市場の理解力を身につけておく必要があります。
法律力
法律力とは?
お金に関する法律の知識
ロバート・キヨサキ氏がお金に関する知識(ファイナンシャル・インテリジェンス)の中で最初に身につけるべきとしているのが法律力です。
これは具体的には【会社】を持つことに相当します。
会社を持つことによって税の優遇措置を受けることができます。
個人で副業する場合には得られた収入は、本業の収入とかスタンして税額控除計算することになります。
日本では所得税は累進課税制度になっているため、本業と副業の収入の金額によっては累進課税のステップを一つ上に登ってしまう可能性もあります。
そうなると副業で得られた収入に対する税金が課せられるだけでなく、本業でも追加で税金を納める必要に迫られてしまいます。
一方で会社を設立することによって、その会社の運営に必要な経費として認められる物品が増えることになります。
例えばFXの収益を会社としてあげたのであれば、FXの取引に利用したパソコンやインターネット回線、パソコンが置いてある部屋の家賃なども経費として計上することができます。
これによって個人としては納めるべき税金を低減させることができます。
このように会社を持つことによって、有利な税金対策を打つことができ不労所得のみで生活するのに一歩近づくことができます。
なぜお金に関する知識を高める必要があるのか?
【金持ち父さん貧乏父さん】を読んで、その通り実践してみようと思われる方はごく少数になるでしょう。
実際にはリスクを取ることに対して恐怖してしまったり、知識だけ身につけて行動に移せていない人が大半です。
リスクを取ることに対する恐怖を克服し、1日も早くお金のために働く生活から抜け出すためにもお金に関する知識を継続的に高めていく必要があるのです。
お金に関する知識を高めるために実践すべきこと
損益計算書と賃借対照表を読み解けるようにする
会計力を身に着けるために、損益計算書と賃借対照表を読み解けるようにしましょう。
損益計算書と賃借対照表を読み解けるようになれば、投資対象の会社の財務状況を正確に把握し、その会社に投資すべきかの判断材料にすることができます。
加えて、自らの会社を設立した際に現在の財務状況が健全であるのかを自ら管理することができます。
攻守双方で役に立つ知識を得られ、社会人として求められることでもありますので、ここから勉強をはじめるのと良いでしょう。
不動産投資やIPO(新規株式公開買付)について勉強する
多くの人が大きなリスクであると考えているのが不動産投資やIPO(新規株式公開買付)です。
しかし正確な知識を身につければ、不動産投資は安定的に資産を増強してくれる資産となります。
アカキンにとっても、不動産は収入の中核を担っています。
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無名の会社のIPO(新規株式公開買付)は儲かる可能性がある反面、誰しも不安になるものです。
その中でも買うべき株を買うためには、日々IPOについて勉強し知識を深めることで目の前にある投資機会が自分にとってのチャンスであるのかそうでないのか判別することが可能になります。
以上のことより、不動産投資やIPOについて勉強をはじめるというのも悪くないかもしれません。
副業で会社を設立する
現在何らかの副業で収入をあげている人は思い切って会社の設立してみてはいかがでしょうか。
日本では会社設立に多くの書類を用意し、資本金もまとまった金額を用意しなければならないなどのデメリットも甘んじて受け入れなければなりません。
しかしながら個人事業主が副業による収入に対して累進の所得税が課せられてしまうのに対して、会社を設立していれば一定の法人税を納めれば良くなります。
まずはじめに個人事業主として事業を開始し、ある程度軌道に乗ってから会社を設立するというのが日本での企業の一般的な流れですが、必要な手続きを確実に済ませることができるのであれば、いきなり会社を設立して得られる税額控除のメリットを最大限に活用するのも良いでしょう。
まとめ
【お金に関する知識】4つの要素とは何か?
- 会計力: 数字を読み解く力
- 投資力: 収益を上げる能力
- 市場の理解力: 世の中(経済)の流れを理解し読み解く力
- 法律力: お金に関する法律の知識
【お金に関する知識】を高める必要性とは?
- 投資の良し悪しを判断できるようにするため
【お金に関する知識】を高める方法とは?
- 損益計算書と賃借対照表の見方を覚える
- 不動産投資やIPOについて勉強する
- 副業で会社を設立する
【金持ち父さん貧乏父さん】は、筆者がアメリカ人ということもあってここに書かれてある法律とはアメリカの法律であることから、日本の法律とある程度相違があることは否めません。
しかしながら本質的に伝えようとしたお金に対する考え方やお金を稼ぐための哲学といったものを我々は身につけて実践することができます。
皆さんもこれをきっかけに、【金持ち父さん貧乏父さん】を読み返して、お金のために働く人生からの脱却を目指してみてはいかがでしょうか。