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【単利と複利の違い】を理解して投資効率を向上させよう!!

パンくん
パンくん
資産を効率よく運用するにはどうしたらいいんだろう?

コツコツ少額でも資産形成できる方法が知りたいな…

こんな悩みにお答えします。

アカキン
アカキン
こんにちは、アカキンです。資産を構築するには【複利】の力を使うのが一番だ。投資資金は少なくてもコツコツやれば誰でも出来る。逆に言えば、【複利】の力を使わなければ資産を構築する事はできない。

の記事を読んでわかる事

  • 単利と複利の違い
  • 複利の重要性
  • 自分にとって必要な投資の方向性が見えてくる

資産を効率よく構築する為には【複利】で資産を運用する必要があります。

同じ投資をするにしても、知らず知らずのうちに損する投資をしているかもしれません。

本記事では単利と複利の違いを理解して、資産を構築する最も効率的は方法についてお伝えします。

アカキン
アカキン
複利の力は偉大だ。複利の力を借りたことで今のアカキンがいるといっても過言ではない。

 

単利とは?

単利とは?

利とは?

単利は預けたお金、いわゆる元本に対してのみにつく収益(利息)のこと

例えば元本500万円を運用して得た収益(利息)が10%の場合、1年間の収益は純粋に50万円になります。

2年目以降も元本500万円を基本に計算しますので、収益分は50万円

2年間の合計収益は100万円(1年目の50万+2年目の50万)となります。

単利のイメージ

20年間運用し続けると…

[元本]500万円 + [利息合計]1000万円

[元本+利息合計]1500万円

単利の20年間運用シミュレーション

単利の投資商品は何がある?

単利の商品

このように単利で増えていく投資商品は【毎月分配型】と言われ、多くの投資信託で採用されています。

一例ですが、有名銘柄では下記のようなものがあります。

【単利の銘柄】

  • ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)
  • ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型)
  • 明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型) 『愛称:リート王』

その他多くの商品が販売されています。

 

単利(毎月分配型)のメリット

単利のメリット

毎月分配型の投資商品のメリットは、毎月の収益を受けることができる事です。

そのお金を生活資金などに加算することもできるので、まとまったお金(分配金・配当金)が見込めれば生活に余裕が持て、その余裕資金を使って生活を豊かにすることが期待できます。

このように毎月の収益を受け取れることで生活や気持ちに余裕ができるのが毎月分配型のメリットとなります。

 

単利(毎月分配型)のデメリット

単利のデメリット

投資家の間では毎月分配型はデメリットの方が大きいという意見の方が圧倒的に多いです。

毎月分配型の投資商品では、具体的に以下のようなデメリットがあると言われています。

 

利効果が得られない(複利については後述)

投資信託は、複利の効果を利用し大きく資産を増やすことができる投資商品です。

しかし毎月分配型の場合、収益分を再投資せず分配金として受け取っています。

その為、複利効果は得られません。

これが毎月分配型のデメリットの一つです。

 

本の取崩しにすぎない

毎月分配金は、元本の取崩し・返金に過ぎないという点がデメリットとして挙げられます。

毎月分配型の場合、分配金の原資(配当にまわすお金)は【普通分配金】というお金と【特別分配金)という2種類があります。

通配当金とは?

普通分配金は預かったお金を運用して利益が出た時に利益分から配当をするもの

普通配当金は投資の利益を純粋に還元しているものであり【投資による健全な分配金】と言えるでしょう。

別分配金とは?

特別分配金は運用で利益が出ていない場合に、元本を取崩して配当をするもの

特別分配金は、いわば【不健全な配当金】とも言えます。

特別分配金は投資したお金の一部を取崩し、返してもらっているに過ぎないのです。

特別分配金が多い場合、その投資商品は利益が出ていないと言うことです。

率直に言えば資産運用に失敗している状態にあり、投資家にとって商品の価値(資産価値)が下がるということを意味します。

またその投資商品を売却(解約)した場合、大きな売却損をしてしまうこともあります。

毎月分配金があるものの、【蛸配当】的なことをしているに過ぎないのが毎月分配型のデメリットと言えるでしょう。

 

 複利とは

複利とは?

利とは?

複利とは、運用で得た収益や利息を再投資に回し【元本+利益】で運用すること

例えば500万円預けて収益(利息)が10%の場合、1年間の利息は50万円ですが、2年目の元本は「500万円+50万円」=「550万円」となります。

このため2年目は550万の年利10%で収益は55万円となり、1年目よりも殖えるわけです。

複利のイメージ

利と比べて2年目から差が出始めているのがわかります。

長期で見れば元本が毎年殖えていくので、利息分もどんどん大きくなります。

複利の場合では、単利と比べてどれだけ差が出てくるのか実際に見てみましょう。

複利で20年間運用し続けると…

[元本]500万円 + [利息合計]2864万円

[元本+利息合計]3364万円

複利の20年間運用シミュレーション
パンくん
パンくん
単利は1500万円で、複利は3364万円⁉︎こんなに差が出るんですか?
アカキン
アカキン
その差は歴然だ。アカキンもこの複利の力を利用して資産を構築したんだ。

 

利の投資商品は何がある?

このような複利で殖えていく投資商品は、様々なものがあります。

 

【複利の投資商品の例】

  • 定額預貯金
  • 投資信託(無分配型、分配金再投資型)
  • 貯蓄型保険
証券会社画面

証券会社の投資信託購入画面で、写真のように再投資型コースに選択ができたりします。

※受取型は先の単利に相当します。

 

複利のメリット

複利のメリット

複利運用のメリットは、収益(分配金・配当金)や利息を元本に加算し、投資元本を増やしながら運用していく事です。

投資開始時の元金が同じ金額でも、単利と比べ効果的に殖やしていくことができます。

また小額からできる積立投資なども、この複利効果を最大限に生かせる投資方法となるため、若い世代の方にお勧めです。

 

複利のデメリット

複利のデメリット

複利運用の効果を最大に生かすためには、長い期間が必要となります。

また、単利に比べマイナスリターンに弱いという側面もあります。

収益が元本に加算され運用されるため、運用がマイナスに振れた場合には、元本(加算された利息・配当分)が目減りするため、大きな損失につながる場合もあります。

単利に比べ資産を殖やしやすい反面、目減りするリスクもあるので、デメリットも十分理解する必要があります。

複利の目減りリスク

まとめ

まとめ

今回は、単利と複利の違いについて解説しました。

単利に比べて福利運用の方が優れたパフォーマンスを発揮できるとご理解いただけたかと思います。

複利についてこんな有名な実話があります。

<複利を重視したウォーレン・バフェット>

世界的に有名な投資家【ウォーレン・バフェット】は、幼少期の頃から複利の持つ力をいち早く理解し、複利運用を重要視していることで有名です。

バフェットは、資金を効率的に運用して利益を増やしている企業に投資し、その企業の株式を保有し続けることによって複利の効果で資産を築いてきました。

そして、この投資手法でバフェットは37年間の運用期間で平均22.60%のリターンを記録。

現在の総資産は9兆円ともいわれていますが、これだけの資産を築くことができたのは、複利効果を最大限に活かしたからと言えます。

資産を構築する為には【複利】で運用する事が必須です。

今一度自身の投資対象が【単利】か【複利】か確認してみて下さい。

もし【単利】の投資商品であれば、【複利】の投資商品に乗り換えましょう!

アカキン
アカキン
毎月受け取れる単利の方が目に見えてお金が入ってくるので、投資で儲かっていると勘違いしやすい。そのカラクリが少しでも伝わっていればうれしく思う。複利の投資なら積立NISAがベスト。中でもSBI・Vシリーズは手数料も安く運用しやすいだろう。
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