こんな疑問にお答えします。
記事の内容
- お金を増やせる人は資産の意味を知っている
- 資産と負債という言葉について
- ポケットからお金を奪っていくものは負債
- ポケットにお金を入れてくれるものが資産
本記事は4分ほどで読める内容ですし、読むことで簡単に支出を減らせて誰でも貯蓄体質になる方法も書いています。
お金の本質的な部分なので知識はいりません。
まずは軽い気持ちで読んで頂けると、あなたのお役にたてるはずです。
目次
【資産と負債の定義】お金を増やせる人は資産の意味を知っている
持っている資産は大きく違いますが、じつは思っているほど能力や資格などで大きな差は生まれません。
これはベストセラーでもある【となりの億万長者】でも古くから書かれています。
その内容は1万人以上の億万長者にインタビューをして、その生活や彼らのルールを紹介したもの。
金融大国であるアメリカの億万長者はきわめて質素な人たちが多い事が分かっています。
お金持ちになるには、がむしゃらに仕事を頑張るのではなく、資産の意味を理解して、負債を抱え込まない事が大切なのです。
資産と負債の違いについて
お金持ちとそうでない人との最大の違いは負債を理解しているかどうかです。
家、車、アクセサリや高額なもの、旅行での体験を自分の資産と考える人は多いです。
たしかに価値はあります。
しかし資産にはなりません。
資産と負債の違いは何なのでしょうか?
資産とは
あなたのポケットにお金を入れてくれるもののこと。
負債とは
あなたのポケットからお金を奪っていくもののこと。
<引用:金持ち父さん・貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学>
この考え方に沿ってあなたが資産だと思っているものについて考えてみましょう。
【一般的に資産と考えられている事例】
- 家 → 固定資産税、住宅ローン金利
- 車 → 自動車税、任意保険
家や車は資産でしょうか?負債でしょうか?
あなたのポケットからお金を奪っていくものなので負債なのです。
では、具体例を増やしつつ負債と資産について考えていきましょう。
【資産と負債の定義】ポケットからお金を奪っていくものは負債
あなたのポケットにお金を入れてくれるものだけを資産とよびます。
上記で書いた、家や車には価値はあります。
もちろん思い入れもあるでしょう。
しかし、お金を産み出してくれているでしょうか。
売ればお金になる高価なアクセサリや、たくさんのお金を払って他者には経験できなかったような体験。
これにも十分価値はあるでしょう。
海外旅行で得た見識は人生を豊かにしてくれます。
しかし【資産と負債】という観点から見るとどうでしょうか?
どれもお金を産み出していません。
どちらかというとポケットからお金を奪ったものになので【負債】となるのです。
意外に多い?身近な負債を確認しよう
金額の大きいものから順にみていきましょう。
住宅購入
家は資産であると思っている方が多いですが、実は資産ではなく負債です。
住宅ローン金利、固定資産税、修繕費、火災保険や地震保険などポケットからお金を奪っていくものが多いです。
生命保険
貯蓄性の保険等もありますので、資産形成と考える人も多いですが、毎月ポケットからお金を奪っていくものです。
こちらも負債となるので注意が必要です。
理由としては、運用利回りが低すぎる為、将来のインフレ対策になりません。
自動車
持っていると非常に便利ですが、乗った分だけガソリン代もかかります。
乗らない場合でも、任意保険は必要ですし、毎年の自動車税、駐車場代、車検に備えたメンテナンス費用など思った以上にお金がかかります。
高級な一生モノの時計やブランド品
料理人が使う包丁などはお金を産み出す道具ですが、高級時計などは定期的なメンテナンスが必要でやはりポケットからお金を奪うものです。
※ただしロレックスなど値上がりを期待できるものもあるので、モノによっては使用目的でなく投資目的で購入するならいいでしょう。
最新の家電製品など
半年から一年待てば、当然新しいモデルが出て値段は下がります。
パソコンに代表されるように、最新でなくとも型落ちで十分なスペックというのが大半です。
これはテレビやエアコン、洗濯機などでも同じです。
月々の通信費
自宅の固定回線や、スマホの通信費。
これらも毎月お金がかかるものです。
ドコモ、au、ソフトバンクなど大手キャリアを利用している場合は、格安SIMへの移行を考えてみるのも良いでしょう。
その他
新聞や光熱費、同僚や会社での付き合いなど、身近であなたのポケットからお金を奪うものは身の回りにあふれています。
少しずつ負債を減らすことで身軽になり、浮いたお金で資産を増やす良いサイクルが生まれます。
【資産と負債の定義】ポケットにお金を入れてくれるものが資産
資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるものです。
しかも大半は、大きな労力を必要とせずチャリンチャリンとゆっくりと増やしてくれるもの。
ただし、こういったものを手に入れるには投資が必要です。
日本人は貯金が大好きですが、お金を産み出すことが無ければ、それは資産ではなくただの現金です。
素晴らしい価値をもったものには違いないのですが、【資産】には当てはまらないのです。
では、ポケットにお金を入れてくれる資産とはどういうものがあるのでしょうか。
【資産と負債の定義】まずは資産を手に入れよう
ただし、ひとつひとつ詳細を書くと、それだけで数記事かかるものもありますので、簡単な説明になります。
株式
分かりやすいのは配当ですね。具体的にあなたのポケットへお金を入れてくれます。
働いている人は理解しやすいと思いますが、対前年比〇%、売り上げ目標○○円というものはリスクを負っている株主へ利益を提供するためです。
倒産せず配当を出し続ける限り、株式は数少ない完全な不労所得です。
参考:平均利回り3~7%
債券
業績によって変動する株式よりも、固定でお金を得られるものとして債券があります。
日本ではゼロ金利政策が長く続いたこともあり魅力に欠けますが、アメリカでは貸し出し期間に応じて2~3%の金利が受け取れます。
参考:平均利回り0.05~3%
投資信託
株式は安くとも1社の銘柄を買おうとすると10万円程度は必要になります。
そこで沢山の人が出資をして、みんなで多くの銘柄に分散をしたものを保有するのが投資信託です。
参考:平均利回り3~7%
著作権やネットビジネス
音楽は一番分かりやすい例でしょう。
例えばYouTuberが動画で使う為の音源を売っているなどですね。
また、書籍も同様に個人がネットで販売をすることが可能になっています。Amazonのkindleは個人が書いたものを電子書籍化にして販売が出来ます。
参考:kindle個人出版は印税35%以上
不動産
ビルやマンションのオーナーとして、家賃収入を得る方法です。
自宅目的で買った家は負債になりますが、一方で貸してお金が入ってくるようにすれば資産となります。
参考:物件や借入金利により変動。上級者向け。
以上のように、資産はたくさんあります。
ネット社会のおかげで始め方もかんたんになり、最初にかかる費用も安くなってきました。
まずは自身の中でできるものから、小額で少しずつ初めて見ると良いでしょう。
まとめ|資産と負債の違いを知り資産にお金を使う
記事をまとめると以下のようになります。
【本記事のまとめ】
- 資産とはあなたのポケットにお金を入れてくれるもの
- 負債とはあなたのポケットからお金を奪っていくもの
- 普段、資産と考えているものは負債である事が多い
- まずはポケットからお金を奪うものを減らす
- 徐々に資産を保有していく
いきなり全てのことは出来ませんし、負債とは理解できても行動できない事も多いと思います。
まずは理解を出来ただけでも大きな一歩です。