こんな疑問を持たれている方も多いでしょう。
確かにお金を払って貸し会議室を借りるくらいなら、ファミレスやカフェで事足りるように感じる方もいるかもしれません。
本記事では、貸し会議室はなぜ需要があるのか、貸し会議室に将来性はあるのか、について解説します。
目次
貸し会議室とは?
貸し会議室(かしかいぎしつ)とは?
会議・打合せをする場所を設備と共に一定時間で貸し出す会議スペースもしくはサービスそのものを言う。採用試験・就職説明会・社内研修・株主総会・債権者集会・趣味のサークル活動などにも使われる。
〈引用元:wikipedia〉
モノや空間など様々なサービスを共有するシェアビジネスの一種です。
使われ方としては様々です。
貸し会議室はどのように利用されるのか?
貸し会議室という名前から会議室としてしか利用されないのでは?と考える方が多いようですが、実際には様々なことに利用されています。
会議室・セミナー・面接会場と言ったビジネスとしての利用だけでなく、勉強会・読書会・撮影会場など個人からの需要も多いのです。
貸し会議室は需要があるのか?
貸し会議室の需要があるのには4つのは理由があります。
【貸し会議室の需要がある理由】
- 好きな場所を選べる
- 好きな広さを選べる
- 気兼ね無く話せる
- 設備や機材が揃っている
好きな場所を選べる
みんなで集まって何かしたいと思っても、一番の問題は『場所』です。
みんなで集まるとなると利便性の高い場所になるでしょう。
しかし、そういった利便性の高い場所は店舗として人気があるので、お店になっている可能性が高いです。
その中には、カフェやファミレスといった集まれる場所になっているお店もあります。
しかし、すぐに席が取れるでしょうか?
例えば渋谷のスターバックス。
いつも長蛇の列ができており、1時間2時間待ちは当たり前。
すぐに集まりたいと思っても場所さえ確保できない状況です。
その点、貸し会議室は駅周辺の立地が良い場所に複数存在しており、時間予約でいつでも快適に利用することができます。
このように貸し会議室は『好きな場所を選べる』という点において、大きなメリットがあると言えるでしょう。
好きな広さを選べる
集まる場所として『広さ』は重要なキーワードになります。
人数に対して手狭な会場では窮屈感が出るでしょうし、広すぎる会場ではガランとしすぎて居心地が悪いものです。
自社で会場や応接室を持つ大企業もありますが、人数に対応した会場を複数所有している企業はほとんどありません。
人数に合わせた会場を選ぶことができるのも貸し会議室のメリットの一つと言えるでしょう。
気兼ね無く話せる
コンプライアンスが厳しくなってきている昨今。
会話には十分に注意する必要があります。
ビジネスの話だけでなくても人に会話を聞かれていると思うと、なかなか言いたいことが言えないということはありませんか?
周りは気にしていないかもしれませんが、オープンスペースでは少なからず周りに気を使って話す言葉を選んでいるということもあるでしょう。
貸し会議室は、完全個室のクローズスペース。
周りに気兼ね無く話せる環境が整っています。
コンプライアンスが厳しい現代において、貸し会議室のクローズスペースという点も人気のある理由の1つです。
設備や機材が揃っている
カフェやファミレス、ホテルのラウンジなどで打ち合わせも出来るでしょう。
しかし、より濃密な話しをする場合に必要になるのが『資料』です。
紙で印刷したものでもいいのですが、誤字脱字やより詳細な資料が必要になるなど、準備した資料だけではうまくいかない時もあるのではないでしょうか。
そんな時にはPCやタブレットが便利。
しかし、ネット環境がなく使用できないなんてこともしばしばです。
貸し会議室では、Wi-Fiに常時接続できるのでいつでも資料を閲覧・確認することが可能です。
また大人数にプレゼンする時にはプロジェクター。
ちょっとメモを取りたい、資料をまとめるホチキス…などあったら便利な文房具も常備設置されています。
このように貸し会議室は、あったら便利な設備が充実しているのも人気の一つと言えるでしょう。
貸し会議室の将来性
貸し会議室の将来性は明るいと考えています。
その理由は2つあります。
【貸し会議室の将来性が明るい2つの理由】
- 価値観の変化
- シェアビジネスの市場拡大
価値観の変化
近年、価値観に大きな変化が起きています。
今まで欲しいものは『所有』するという考えが主流でしたが、今は『使用』するという考え方にシフトしつつあるのです。
もちろんこの価値観の変化に企業もいち早く気づき、『共有するビジネス=シェアビジネス』に力を入れる企業が増えてきました。
例えば、
・車のシェア→タイムズカープラス
・自転車のシェア→ドコモバイクシェア
・ブランド物のシェア→ラクサス
・高級時計のシェア→カリトケ
ほんの一例です。
わかりやすい図が、一般社団法人シェアリングエコノミー協会の資料にありましたので参考にしてみてください。
〈引用元:シェアリングエコノミー協会〉
ありとあらゆるものがシェアできる時代がそこまできています。
その中で、貸し会議室はスペースのシェア。
立地が良く快適に過ごせる場所としての価値は今後も高まっていくでしょう。
シェアビジネスの市場拡大
シェアビジネスは本当に拡大していくのか?と疑問に思われている方もいるでしょう。
・人が使ったものは使いたくない
・自分専用のものがいい
・借りるなんて嫌だ
こんな声が聞こえてきます。
しかし、シェアビジネスは拡大の一途をたどっています。
日本にいるとそう感じにくいかもしれません。
理由は、日本はシェアビジネスについては後進国だから。
世界的に見れば、シェアビジネスの市場は2025年には3350億ドル、日本円に換算すると33.5兆円規模にも及びます。(換算レートは100円で計算)
〈引用元:シェアリングエコノミー協会〉
まだまだ大きな可能性を秘めた分野であることがわかるでしょう。
成熟した市場ではない今がチャンスと言えるかもしれません。
まとめ
本記事では、貸し会議室はなぜ需要があるのかと貸し会議室の将来性ついて解説してきました。
要約すると、
【貸し会議室の需要がある理由】
- 好きな場所を選べる
- 好きな広さを選べる
- 気兼ね無く話せる
- 設備や機材が揃っている
目的に応じて使い分けできる利便性や情報漏洩の観点からも支持させれているようです。
今後の貸し会議室については、
【貸し会議室の将来性が明るい2つの理由】
- 価値観の変化
- シェアビジネスの市場拡大
まだまだこれからの市場です。
こういった伸びていく市場に個人が参入できるチャンスは滅多にありません。
貸し会議室ならではと言えるでしょう。
貸し会議室には大手も目をつけ始めています。
始めるなら、早いに越したことはありません。
ぜひあなたのポートフォリオに加えることをご検討してみてください。