こんな悩みを解決する記事です。
✔この記事の内容
- みんなの貯金額はどれくらい?
- 上手に貯蓄出来ている人が実践する8つの方法
✔この記事の信頼性
カードブラック・借金1000万円から会社2社経営・資産2億円になった筆者が解説
金融庁審議会の報告の中で、「老後資金2,000万円問題」は多くの国民に衝撃を与えたのは記憶に新しいですよね。
すでに老後資金に問題なしという人ならいいのですが、なかなか給料も上がらないご時世では、老後に不安を感じている人も多いでしょう。
貯蓄は方法を間違えるとなかなか貯まらないものです。
貯蓄をするために努力しているつもりが、ストレスとなりかえって浪費してしまうなんて事もよくある事です。
本記事では、上手に貯蓄出来ている人はどんな事をしているのかをまとめました。
1つでも多く出来るようになれば、上手に貯蓄できるようになり理想の自分に1歩近くことが出来るでしょう。
今一度自分の貯蓄に対する考え方や行動を見直すキッカケになれば嬉しいです。
目次
みんなの貯金額
金融広報中央委員会の「2017年家計の金融動向に関する世論調査」から年代別貯蓄状況(二人以上世帯の貯蓄額)を抜粋しました。
まずは、年代別の平均額の貯蓄額を見てみましょう。
<引用元:家計の金融動向に関する世論調査>
いかがでしたか?
平均額をみると意外に「高い!」と感じられた人が多いでしょう。
理由は、20代でも経営者や芸能人など収入の多い人もいるのでこのような結果になってしまいます。
これでは「参考にならないよ!」と感じてしまいますよね。
そこで、『中央値』を見てみましょう。
中央値とは?
全体のちょうど真ん中に位置する値
<引用元:家計の金融動向に関する世論調査>
中央値は平均値の半分以下という結果です。
ここまで差が出るのは、それだけ貯蓄額に差があるということ。
言い換えれば、収入格差が大きいということを意味しています。
今後はさらに収入格差は広がっていくと予想されていますので、今から対策をしていくほうが良いでしょう。
では、どうしたら上手に貯蓄できるのか?
貯蓄できている人と貯蓄できていない人では貯蓄に対する考え方や行動が大きく異なることがわかりました。
続いて、上手に貯蓄できている人が実施する8つの方法を見てみましょう。
上手に貯蓄出来ている人が実践する8つの方法
❶固定費を見直している
上手に貯蓄が出来ている人は定期的に固定費の見直しをしています。
固定費とは何か、固定費にはどのようなものがあるのか簡単にご紹介します。
固定費とは?
毎月必ず出ていく決まった支出
代表的なものは下記となります。
- 家賃
- 通信費(スマホ代・インターネット代)
- 保険代
…など
契約時と現状では生活スタイルが変わってきている可能性が高いので、過剰な補償や使っていないサービスなどがあるかもしれません。
そうしたムダなサービスを取り払う事で、月々の支出をおさえることができるのです。
面倒だと思うかもしれませんが効果は絶大。
上手に貯蓄出来ている人は、このような面倒な手続きをして貯蓄を増やしているのです。
❷感情的にお金を使わない
上手に貯蓄が出来ている人は感情的にお金を使いません。
感情的にお金を使うとはどんなことなのでしょうか、解説します。
感情的にお金を使うとは?
その場の感情にまかせてお金を使ってしまうこと
代表的な行為は下記となります。
- 衝動買いをする
- ついで買いをする
- 予定していた物と違う物を買う
…など
『衝動買い』は感情的にお金を使う行動の典型例です。
その場のひと時の感情に負けてしまい、本当に必要なものなのかどうか判断せずに購入しているからです。
後になって「なんで買ってしまったんだろう」と後悔した経験が誰にでも1度はあるでしょう。
衝動買いをしないためには、どんなに欲しくても『その場で買わない』のが効果的。
1日考えて次の日に購入するようにすれば、衝動買いの大半はおさえることが出来るでしょう。
『ついで買い』は低価格なものを買う時に多い支出です。
典型的なのが100均。
「100円だからいいだろう」とよく考えもしないで、買い物カゴに入れてしまうなんて事はないですか?
たかが100円かもしれませんが、塵も積もれば大きな支出になります。
ついで買いをしないためには、買うものリストを作成して買うものを明確にしましょう。
行動を明確にする事で、ついで買いを抑止することができるかもしれません。
❸給料から天引きで貯蓄している
上手に貯蓄が出来ている人は給料から天引きで貯蓄をしています。
逆に、貯蓄があまり出来ていない方は余ったお金を貯蓄に回している方が多いです。
同じ貯蓄するという行動ですが方法は全く異なります。
【貯蓄方法の違い】
<天引きの場合>
給料ー貯蓄額=生活費
<余ったお金の場合>
給料ー生活費=貯蓄額
違いは、『先抜き』するかどうかということです。
ここが大きなポイント。
先抜きすることで強制的に貯蓄できる仕組みを作ります。
このような仕組みを『先取り貯蓄』と言います。
❹やりたい事を決めて貯蓄している
上手に貯蓄出来ている人は目標を持って行動しています。
目標を持つことはモチベーションを保つための重要な要素。
目標を持たずに貯蓄することはゴールを決めずにマラソンをするようなもので、どこまで走れば良いか分からなければモチベーションを保つことさえ困難でしょう。
目標例は下記の通り。
- 車の買い替え資金300万円を貯める
- 老後資金2000万円を貯める
- 不動産投資資金3000万円を貯める
…など
このような具体的な目標を立てて貯蓄に取り組みましょう。
❺理想通りの物にはお金を惜しまない
上手に貯蓄出来ている人は自分の理想通りの物にはお金を惜しみなく使います。
それはお金を使うポイントが明確になっているという事です。
しかし、貯蓄ができない人の多くはお金を使うポイントが明確ではなく、色々な用途でお金を使うので手元にお金が残りません。
例えば、『プチ贅沢』。
こんな経験はないでしょうか。
- カフェやラーメン屋でのトッピング
- 仕事の休憩時間のジュース代
- コンビニでスイーツのついで買い
- ポイントにつられての買い物
…など
1つ1つは少額かもしれません。
しかし、1日2本のジュース代でも1日220円、1ヶ月で6,820円、1年で80,300円、5年で401,500円、10年で800,300円です。
10年繰り返せば約80万円にものぼるので、小さな出費かもしれませんがハッとさせられる事でしょう。
このように毎日のプチ贅沢を見直せば、貯蓄できる体質がつくれます。
何の為にお金を使うのか、一度真剣に考えてみましょう。
❻自分のお金の現状を把握できている
上手に貯蓄出来ている人は自分のお金の状況をしっかりと把握しています。
どこまで自分のお金の現状を把握しているのか、答えられるようにしておきましょう。
- 自分の資産は?
- 負債は?
- 毎月の収入は?
- 支出は?
- 今の財布の中身は?
…など
パッと答えられたでしょうか?
自分の現状を把握していなければ、どこが悪くて何を改善すればいいのかさえ分かず、現状から脱却することは出来ません。
まず自分の現状を冷静に把握しましょう。
❼NISAやiDeCoを使って運用している
NISA、積立NISA、iDeCoのどれにも共通して言えることは、税の優遇措置が受けられるという点です。
投資で得た収益は100%自分のものになるわけではありません。
投資対象によって『総合課税』と『分離課税』に分けられますが、どちらにせよ投資で得た収益には税金がかかるというわけです。
しかし、NISA、積立NISA、iDeCoは諸条件は異なりますが、収益に税金がかからない制度になりますので使わない手はありません。
このように上手に貯蓄出来ている方は、税の優遇措置を上手に使っているのです。
❽家計簿アプリで「見える化」している
上手に貯蓄出来ている人は収支を見える化しています。
感覚的に何にいくら使っているのか把握されている人も多いとは思いますが、支出には一人一人クセのようなものが存在します。
クセは自覚症状がないので、自分自身では気づくことができません。
だからこそ、家計簿やアプリを使って見える化することが重要なのです。
まとめ
本記事では、上手に貯蓄出来ている人が実施する8つの方法についてご紹介しました。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
当てはまっていないものがあれば、騙されたと思ってまず行動してみましょう。
その効果に驚く事でしょう。
始めるも始めないのも本人の自由。
しかし、本当に貯蓄できるようになりたい人はすぐにでもスタートすることをオススメします。
今回の8つの方法は、始めた瞬間から効果が出る方法ばかりです。
つまり、早く始めれば始めるだけ得をするということ。
時は金なりとは言いますが、時は命そのものです。
時間を無駄にせず効率よく貯蓄する為にも今すぐ行動にうつしましょう!